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デジタル庁、災害派遣デジタル支援チーム「D-CERT」創設
2025年8月5日 15:51
デジタル庁は5日、災害派遣デジタル支援チーム(D-CERT)を創設した。大規模災害時に、被災都道府県に入り、災害対応に必要と考えられるデジタル支援メニューの提案、支援内容を具体化し、被災都道府県の災害対応を円滑に進めるための活動を行なう。
令和6年能登半島地震では、発災直後から「防災DX官民共創協議会」(BDX)等の民間のデジタル人材が被災地入りし、石川県のニーズに応じてDBやシステムをその場で構築するなどの災害対応を行なった。これらの経験を踏まえ、デジタル庁・防災DX官民共創協議会が協働し、D-CERTを創設した。
D-CERTでは平時と災害発生時では活動内容が異なる。
平時には、派遣要員のリストアップや、マニュアル作成・研修実施、過去の災害派遣の活動記録・知見のとりまとめ、制度の周知・広報、意識啓発などの活動を実施する。
災害発生時には、被災都道府県等の幹部(CIO/CDO)やデジタル・防災部署等との関係構築、被災状況や支援ニーズの把握、支援活動方針の決定、支援内容の具体化など現地活動を中心に行なう。
今後、都道府県に対し、災害派遣デジタル支援チームに関する活動内容等の説明会を実施し、連携を進めていく。
主な取り組み
- 被災者マスターデータベースの構築
- マイナンバーカードを用いた避難者支援の充実
- 防災システム・アプリ間でのデータ連携基盤の整備
- 災害派遣デジタル支援チーム制度の創設
- GSSの導入促進



