ニュース

エアウォレット、スマホ完結「クイックローン」開始

リクルートと三菱UFJ銀行が共同出資するリクルートMUFGビジネス(RMB)は、個人向けローンサービス「エアウォレット クイックローン」を開始した。5月に発表されていたが、22日からサービスを開始した。

「エアウォレット クイックローン」は、20歳以上72歳以下を対象に、1万円から800万円まで借り入れが可能なローンサービス。「エアウォレット」アプリ上で申し込みから借り入れまでを完結できる。借入金は、30万円以下は「エアウォレット」へのチャージで、30万円超は「エアウォレット」へのチャージか銀行口座振り込みで受け取れる。返済方法は定額リボルビング方式、借入利率(実質年率)は3~18%。MUFGのGeNiEが貸し付け主体となり、RMBは代理店の形。

アプリ上では、本人確認済みであれば、最短5分で借り入れが可能(審査あり)。アプリは日常的なお金の移動や管理に使え、リクルートのサービスと連携したキャンペーンなども実施予定。今後は、リクルートや三菱UFJ銀行が保有するデータの利活用に同意したユーザーに対し、新たな与信モデルを提案するなど、より柔軟な金利設定の提供を検討する。

計画的な返済を支援する仕組みも用意。借り入れ状況の可視化や返済リマインド機能のほか、アルバイトの給与やシフトを管理できるアプリ「シフトボード」を通じて収入見通しを把握できる環境を提供。計画的な行動を促し、返済能力を超える過剰な借り入れを未然に防ぐことを目指す。借り入れに関する情報は他のサービスに共有されず、各サービスの利用は利用者自身の判断になる。

ローンサービスの試験提供とアンケート調査を実施したところ、「エアウォレット」や「シフトボード」などリクルートの既存サービスのユーザーは安心感を評価し、初めてのローンの利用でも計画的に利用されていることが確認されたという。

RMBは、「ローンを借りることへのネガティブな印象やリボ・分割払いの返済不安といったそれぞれの課題を払拭し、『すぐに・安心して・計画的に』資金を確保できる選択肢を提供する」としている。