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「キユーピー3分クッキング」のレシピからLINEで献立提案「レシピトーク」

キユーピーは、生成AIを活用した対話型レシピ提案サービス「レシピトーク」の提供をLINEで開始した。利用料は無料。

LINEのトーク画面に、食材や気分などを入力するとレシピを提案してくれるサービス。LINE公式アカウントで「キユーピー レシピトーク」を友だち追加することで利用できる。

レシピは、野菜をおいしく食べられるキユーピーの「とっておきレシピ」や、料理番組「キユーピー3分クッキング」のレシピ、計3,000件以上の中からAIが主菜や副菜を提案する。

レシピ提案には、「フリートークモード」「ポチポチ選択モード」の2種類を用意。

フリートークモードでは、食材や気分、調理時間などを自由に入力し、レシピボットと会話しながら主菜や副菜を決められる。

ポチポチ選択モードでは、表示される選択肢をタップすることで、条件に合ったレシピを提案。

いずれののモードも、個人での使用のほか、レシピトークを加えたグループトークでも使用でき、家族で会話をしながら献立を決められる。

ポチポチ選択モード

同機能は、生成AIに独自開発したナレッジ検索システムを組み合わせて構築している。ナレッジ検索システムは、キーワードとの文字の一致性を基にする既存の検索システムとは異なり、キーワードの言葉の意味の近さを基に検索するシステム。ユーザーの要望(食べたい・食べたくない)を生成AIが整理し、要望に合ったレシピ提案を行なう。

また、レシピトークの開発は、社内の「デジタル人材育成カリキュラム」を経て実現。新たな商品やサービスのアイデアを提案する研究開発部門の社内企画「わくわく開発提案会」で2023年に構想を発表し、約1年半で公開に至った。

将来的には、会員サービス「kewpie ID」と連携し、ID登録情報を加味したパーソナルなレシピ提案など、機能の拡張も検討している。