ニュース

常磐線 北小金駅前で住宅・商業・広場の複合開発 20階/15階の2棟

再開発建物完成イメージ

千葉県松戸市のJR常磐線 北小金駅前にて、住宅・商業・広場の再開発事業が進められる。20階建ておよび15階建ての2棟構成で、2025年度着工(解体工事含む)、2028年度竣工を予定している。

北小金駅南口東地区市街地再開発組合と、同組合に参画する野村不動産、長谷工コーポレーションが、「北小金駅南口東地区第一種市街地再開発事業」において、2月13日に権利変換計画について千葉県知事の認可を受けたと発表した。北小金駅は常磐線 柏駅から上野方面へ2駅。

計画地は北小金駅南口エリアに位置する約0.9haの区域。北敷地と南敷地に区分され、北敷地に20階建て・約60m、南敷地に15階建て・約45mの建物が建設される。

計画地周辺は、江戸時代から水戸街道の宿場町「小金宿」として栄えたエリアで、周辺は東漸寺や本土寺をはじめとする神社や寺院などが数多く分布している。また、1994年3月には「北小金駅南口地区第一種市街地再開発事業」により再開発ビル「ピコティ」が整備された。

今回の南口東地区では、狭隘道路、老朽化した建物、駐車場等の低未利用地の存在や、公園や広場などがなく、防災性や安全性・快適性などの課題を抱えている。これらの課題を再開発を通じて解決するため、防災性の向上、オープンスペースの創出、快適な住環境の整備などの基盤整備を行なう。整備する広場は約1,000m2を予定している。そのほか、隣接するピコティと連続性のある開発を行なう。

南敷地商業棟・広場イメージ

所在地は千葉県松戸市小金、小金きよしケ丘、東平賀の一部。建築面積は北敷地が約1,730m2、南敷地が約1,300m2、延べ面積は北敷地が約21,830m2、南敷地が約10,110m2。住宅戸数は379戸予定。