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東急、関西の賃貸マンションで顔認証エントランスを標準仕様に

東急不動産とビットキーは、賃貸レジデンスブランド「COMFORIA(コンフォリア)」シリーズの関西圏における新築物件にて、エントランスの顔認証セキュリティおよび専有部へのスマートロック、取扱説明書の電子化を標準仕様とする。

ビットキーのコネクトプラットフォーム「homehub」を通じて提供。導入物件では、専有部にスマートロック、共用部にスマートロックと顔認証に対応する認証端末を設置し、スマートアクセス化を実現する。入居者は顔認証やテンキー操作で入室できるため鍵を取り出す必要がなくなるほか、デジタルキーのため合鍵の無断複製や物理鍵紛失のリスクがなくなる。

スマートアクセスは顔認証以外にも複数の解錠手段に対応し、入居者ごとの好みに応じて選択できる。選択肢となる手段は、共用部が顔認証、ICカード、スマートフォンアプリ、モバイルFeliCa、専有部がパスコード、ICカード、スマートフォンアプリ、モバイルFeliCa。

そのほかhomehubアプリで、デジタルキー機能(鍵の開け締め・解施錠履歴の確認、合鍵のシェア)、住宅設備の取扱説明書の閲覧、管理会社からのお知らせの機能を提供する。取扱説明書は従来、入居前に賃貸管理会社が印刷・封入作業を実施の上、入居物件に配置していた。電子化によりそれらの作業が不要となるほか、印刷が不要となることで環境負荷軽減も期待できるとしている。

'23年度竣工の「コンフォリア新梅田」(大阪市北区)ではすでに導入し、サービスを開始している。'24年度は関西圏で竣工するコンフォリアシリーズ10棟、約900戸への対応を予定しており、'25年度以降も同エリアの新築物件に導入する。

コンフォリア新梅田

homehubではビットキーが提供するサービスやモノ以外の製品や、置き配、家事代行といったサービスなどとも連携可能。東急不動産とビットキーはこれらの宅内サービスやマンション設備の利便性などにおいても、入居者満足度の向上に向けて取り組む。