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SMBC、プロミスを三井住友カードの完全子会社に

三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)は、プロミスなどを展開するSMBCコンシューマーファイナンス(SMBCCF)を三井住友カードの完全子会社としてSMBCCFを再編する。実施時期の目途は2024年度下期。現在は、三井住友カードとSMBCCFはともにSMBCグループの完全子会社。

背景には個人向けファイナンス市場への、プラットフォーマーや大手携帯キャリアなどの異業種参入がある。これらの企業は豊富な顧客基盤とスマートフォンを通じたデジタルサービスの優位性を背景に業容を拡大している。

こうしたデジタルプレイヤーの台頭により、従来、専業消費者金融、銀行カードローン、クレジットカードキャッシング・リボ、信販等に分かれていた個人向けファイナンス市場の垣根がなくなりつつあるという。

SMBCグループのリテール事業部門では2021年4月に決済・ファイナンス本部を設置し、三井住友カード主導によるグループ一体運営強化により、垣根を超えたサービス提供体制の構築を進めている。その一環として、専業消費者金融大手のSMBCCFと、Oliveをはじめとする商品開発やマーケティングに強みを有する三井住友カードとの一体運営を強化する。

両社が一体となってサービス向上に取り組むことで、専業消費者金融で高まるデジタルサービスへのニーズに応えるとしている。