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Netflix、WWEのプロレス「Raw」独占配信へ スポーツライブ本格展開

Netflixは23日(米国時間)、WWEのプロレス番組「Raw」を2025年1月から米国やカナダなどで独占配信すると発表した。WWEは米国の大手プロレス団体で、Rawはその看板シリーズのひとつ。Rawが31年前に放送開始以来初めてテレビ放送(linear television)を離れることとなる。また、Netflixにおいてもライブスポーツへの本格参入となる。

2025年1月から、Netflixは米国、カナダ、英国、ラテンアメリカなどでRawの「新たなホーム」となり、国や地域は順次追加される予定。また、今回の契約の一環として、Netflixは、米国外におけるWWEのすべての番組と特別番組(RawやSmackDown、NXT、レッスルマニア、サマースラム、ロイヤルランブルなど)のホームになるという。WWEのドキュメンタリー、オリジナルシリーズ、近日公開予定のプロジェクトなども、2025年からNetflixで国際的に配信される。

WWEを運営するTKOのマーク・シャピロ社長は、「WWEのコンテンツとNetflixの世界的なリーチを融合させ、長年にわたって大きな経済効果をもたらす。WWEとNetflixのパートナーシップは、メディアのあり方を根底から変え、WWEのリーチを劇的に拡大する。Netflixには毎週のライブ予約視聴をもたらす」とコメントしている。

Rawはこれまでに1,600エピソードを放送。年間52週にわたり展開され、ドウェイン・“ザ・ロック”・ジョンソン、“ストーンコールド”スティーブ・オースティン、トリプルH、ジョン・シナ、ロマン・レインズ、ビアンカ・ベレアー、シャーロット・フレアーらのスターを生み出している。