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賃貸の「おとり物件」を検知するAIの精度が87%に LIFULL

LIFULL(ライフル)は、不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)」において、AIによる募集終了物件(おとり物件)の検知精度を月あたり87%にまで向上させることに成功したと発表した。

ライフルは、ユーザーがより安心してサイトを利用できるよう、自らが「おとり物件」を検出し、削除するさまざまな取り組みを実施している。AIを活用したおとり物件検知の実用化に向けた検証は2019年10月より行なっている。この取り組みは、LIFULLのデータベースに蓄積されている過去に広告掲載された物件情報や、独自調査による募集状況の情報などを自社で開発したAIに学習させ、「おとり物件」を検知させるもの。

賃貸の仲介物件情報では、電話やメール、FAXなど、アナログな手法を用いている仲介会社が未だ多く存在し、一部では情報の取得をリアルタイムで行なうことが困難な状況に置かれているとしている。その結果、タイムラグや物件情報の更新漏れなど、意図的ではないものの、募集が終了した物件が継続して広告に掲載され、「おとり物件」になってしまうという課題があった。

検証を開始した2019年10月~2020年10月はおとり物件の検知精度が月あたり平均26%にとどまったが、学習モデルを改善することで、2022年10月以降の検知精度は月あたり平均87%にまで向上、2023年3月単月では特定の学習モデルでの検知精度が99%になるなど、非常に高い結果が出ているという。

今後、実用化される際には、AIが検知したおとり物件を自動的に非掲載処理にしたり、仲介業者に自動で通知したりするなど、業務効率化に貢献することが期待できるとしている。