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ソフトバンク子会社のBOLDLY、自動運転バスで接触事故

ソフトバンクの子会社であるBOLDLYは、自動運転車両「MiCa」が、後方から来た車両と接触する事故が11月25日に発生したと発表した。事故は、JR箱崎駅東口のロータリー内で発生したが、事故による負傷者はいない。

BOLDLYがFUKUOKA Smart EAST モビリティ推進コンソーシアムから委託を受けた実証実験で事故が発生。関係省庁へ報告し、警察や保険会社との間で検証作業を行なっている。なお、実証実験は12月3日までの予定だったが、11月26日以降の運行は見合わせる。

発生日時は25日午後2時59分、発生場所は福岡市のJR箱崎駅東口 ロータリー内。

自動運転車両は、JR箱崎駅東口のバス停に停車後、自動運転モードで発車したが、前方に停車していた一般車両を検知し、自動で停止した。その後、前方の車両が動き出したため自動で発進し、右斜め前方に動き出した際、車両の前方右側面が後方から来たタクシーと接触した。被害状況は物損のみで、自動運転車両と相手方タクシーの損傷となった。

実証実験は、医療施設や商業施設、公園などの8カ所にバス停を設けた片道約1.8kmの往復ルートで「MiCa」を運行(計12便/日)、地域住民や来訪者の移動手段として活用。MiCaは、自動運転レベル4での走行を見据えて障害物回避機能を搭載しており、ルート上に駐車車両などの障害物があった場合には、一定の範囲内で障害物を自動で避けて走行するとしていた。

BOLDLYでは、事故の原因究明を進めるとともに、警察や保険会社による検証作業の結果を踏まえ、今後の対応策や再発防止策を検討する