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ドコモ・バイクシェア、京都市でスタート Clewと業務提携

ドコモ・バイクシェアは、Clewへ出資し、京都市でシェアサイクルサービス「Clew」を11月11日に開始する。

Clewは京都市とシェアサイクルの利用・普及促進に向けた連携協定を結んでおり、京都市内でシェアサイクルサービス専用駐輪ポート(サイクルポート)約250カ所にてサービスを提供している。今回の業務提携により、バイクシェアサービスのシステム基盤であるシェアリングプラットフォームのシステムを使用し、既存のサイクルポート設置などを活用してサービスを提供していく。

設置する自転車は電動アシスト自転車で約200台。ポート数は38カ所。

利用料金は、「基本プラン」「月額プラン」「観光プラン」を用意。基本プランはショートプランとして、10分ごとに88円。キャンペーンとして'24年2月11日までは、最初の10分間は何回でも無料。

月額プランは、基本料金の時間内なら何回でも無料で乗り放題。2種類のパスを用意し、「月額パス10」が月額1,430円で最初の10分は無料。「月額パス30」は月額2,200円で最初の30分は無料。いずれも追加料金は10分ごと44円。月額パス30はキャンペーンとして'24年2月11日までは、最初の90分間は無料。

観光プランは、ロングライドが60分ごと330円で1日につき最大2,200円。ポートに返却すると最大料金がリセットされる。1日パスは当日の24時までどの自転車でも何回でも乗り放題。1日パスはアプリ購入の場合は1,650円/日で、ウェブ購入の場合は1,870円/日。

利用には、ドコモ・バイクシェアアプリをダウンロード。マイエリア選択で「京都市 Clew」を選択することで利用できる。既にバイクシェアアカウントを所持しているユーザーは普段のIDで利用できるが、他のエリアで会員登録されている場合、料金プランはロングライドプランのみの利用になる。アプリで一度ログアウトのうえマイエリア「京都市」を登録すると、すべての料金プランが利用できる。

京都市においては、地域住民や国内観光客に加え、急増する訪日外国人による移動需要が高まっている。また、高低差の少ないコンパクトな街で、人口の10人に1人を学生が占めることもあり、自転車の利用は多い。そのため、ドコモ・バイクシェアではかねてよりバイクシェアサービスの展開を検討していたという。

今後は自転車台数の増車を計画。地域の各企業とつながりがあるClewとの提携により観光名所など移動利便性の高い場所にサイクルポートを設置。回遊性を高め移動しやすい街づくりを目指す。