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暗号資産業界を横断するステーブルコイン「XJPY」「XUSD」検討開始

三菱UFJ信託銀行とProgmat、Gincoは、日本法に準拠したステーブルコイン(SC)の発行・管理基盤「ProgmatCoin(プログマコイン)」を活用し、暗号資産交換業者間の資金決済効率向上を目的とした「暗号資産業界横断ステーブルコイン」の発行に向けた共同検討を開始した。

この研究では、暗号資産業界におけるクロスボーダー取引の決済効率向上のため、円貨建ての「XJPY」と米ドル建ての「XUSD」の2銘柄のステーブルコイン発行を行なう。最大手の暗号資産リクイディティ・プロバイダーCumberland Globalのほか、国内暗号資産交換業者のビットバンクやメルコインも参画する。

「Progmat Coin」基盤を用いたステーブルコインブランドの1つとして、24時間365日取引可能なパブリックチェーン上のステーブルコイン「XJPY」「XUSD」を発行。日本の事業者を含む暗号資産市場における、数千億円の現取引業務をSCに置き換えることで、資金決済効率向上による暗号資産市場を高度化する。現在、銀行送金での資金決済において、取引時間の制約や送金コストなどの課題があるが、これらの解決を目指す。

信託型ステーブルコインを発行

「XJPY」「XUSD」は、2024年夏頃の発行を目指し、賛同する国内外の暗号資産関連業者からの参画申込を随時受付する。