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横浜市、保育園の待機児童向けに「GO」タクシーチケットを配布

タクシーアプリ「GO」は、神奈川県横浜市と保育所における待機児童対策で連携。デジタルタクシーチケット「GOチケット」を利用者に配付し、自宅から離れた保育所等への送迎を支援する。期間は12月から2024年3月まで。

横浜市による保育所等へのタクシー送迎支援モデル事業として展開。保育所を利用できず1・2歳で保留になっている世帯が、自宅から離れた保育所等で実施されている年度限定保育事業を利用する場合に、タクシー料金を補助する。料金には、タクシー運賃のほか、迎車料金、高速代、予約料金、アプリ手配料などが含まれる。チケットは横浜市内すべての「GO」連携タクシーで使用可能。

電子チケットは、児童を自宅から保育所等へ送迎する際にのみ使用可能。電子チケットの使用日時、乗車地及び降車地情報は、アプリ提供元から横浜市に提供される。

対象者は申請することで、横浜市からデジタルタクシーチケット「GOチケット」が配付される。補助額は、自宅と保育所等との片道距離によって決定。上限額(片道)は、自宅から保育所の距離が2~3kmの場合は2,000円、3~4kmの場合は2,500円、4km以上の場合は3,000円。上限額を超えた場合には保護者の負担となる。

なお、自宅から離れた保育所の定義は、自宅からの距離が概ね2km以上あり、経路にバス路線がないこと。年度限定保育事業とは、保育所等を利用できなかった1・2歳児を、空きスペースや余裕のある保育所等を活用して期間限定(1年度)で預かる事業のこと。

初回申請期間は10月30日までで、追加の募集がある場合は横浜市のウェブサイトに掲載される。電子チケット配布日は11月下旬。