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メディア30社による「クオリティメディアコンソーシアム」

メディア30社とデジタルガレージ子会社のBI.Garageが共同運営する「コンテンツメディアコンソーシアム」は、名称を「クオリティメディアコンソーシアム」に変更し、日本のデジタル広告の品質の改善を目指す。その活動指針として17日に「クオリティメディア宣言」を発表した。インプレスも参加する。

デジタル広告の成長は続いているが、その「信頼性」には課題がある。アドフラウド(ロボットがクリック)、ブランドセーフ(リスクあるサイトに広告掲載)、ステルス広告(違法な広告表現)などの問題に加え、生成AIを利用した広告詐欺などを目的としたフェイクサイト(MFA)などの登場により、今後も混乱が予測されるという。

同コンソーシアムでは、オリジナルコンテンツであり広告掲載メディアのクオリティ、掲載広告のクオリティを追求できる唯一のプライベートマーケットプレイス(広告配信ネットワーク)として最高品質の広告の提供を強化していく。

今回の「クオリティメディア宣言」ではコンテンツ価値の追求とともに、広告価値を追求するメディアネットワークであることを宣言。健全なインターネット環境の創出に寄与していくとする。

BI.Garageは、2020年にメディア各社とともに、「コンテンツメディアコンソーシアム」を創設。プレミアムコンテンツメディアならではの高付加価値な広告事業を展開してきた。今後は、新たな表現豊かな広告モデルの開発も進め、さらに広告効果とユーザー受容性の高い広告商品の提供を予定している。

「クオリティメディアコンソーシアム」参加メディア

東洋経済新報社、朝日新聞社、読売新聞東京本社、日本経済新聞社、西日本新聞社、講談社、集英社、毎日新聞社、産経デジタル、北海道新聞社、中日新聞社、時事通信社、ダイヤモンド社、プレジデント社、リンクタイズ、インプレス、オレンジページ、光文社、文藝春秋、日本ビジネスプレス、メディアジーン、朝日放送テレビ、J-WAVE 、小学館、マガジンハウス、CCCメディアハウス、フジテレビジョン、テレビ東京コミュニケーションズ、TBSテレビ、共同通信社