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ネット広告品質向上へ、「コンテンツメディア価値研究会」発足。32社が集合

コンテンツメディア32社による「コンテンツメディア価値研究会」が10月15日に発足した。インターネット上のクオリティを追求するコンテンツメディアに対するユーザーからの評価や広告とコンテンツの相乗効果について、共同調査や実証実験を行ない、研究結果の発信やビジネスモデルへの反映を推進する。参加メディアは、ニュース情報や記事、動画・音声コンテンツを自ら製作・編集し提供する32社。インプレスも参加する。

新聞・雑誌・テレビ・ラジオ・ネットメディアのコンテンツメディア運営企業が集まり、デジタル環境でのコンテンツの価値、コンテンツメディアでのデジタル広告の価値を、広告主や第三者調査機関もまじえて検証。クオリティを追求するコンテンツメディアの新たな広告価値を創造するという。2017年10月に第一回の研究会が開催され、2018年10月までに7回の研究会を開催した。

参加メディアによる、メディア信頼度調査、コンテンツメディアにおける広告による態度変容調査、脳波測定による感性分析調査の3調査を有力広告主(資生堂ジャパン、大和ハウス工業)の協力を得て実施。調査の結果、コンテンツメディアに対する信頼性価値軸が高く評価され、掲載される広告に対しても信頼が持たれていることがわかったという。また、掲載される広告キャンペーンは、高いビューアビリティが確保され、広告表示時間も長く、広告価値が高いとする。

研究会では、インターネット広告の更なる品質向上とコンテンツメディアの価値を反映した新広告価値指標の普及を目指し、共同で活動を推進していくとしている。

参加社

朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞東京本社、日本経済新聞社、産経デジタル、北海道新聞社、中日新聞社、西日本新聞メディアラボ、インプレス、講談社、光文社、コンデナスト・ジャパン、ザ・ハフィントン・ポスト・ジャパン、CCCメディアハウス、ダイヤモンド社、東洋経済新報社、日本ビジネスプレス、ハースト婦人画報社、文藝春秋、マガジンハウス、メディアジーン、日本テレビ放送網、TBSテレビ、フジテレビジョン、テレビ朝日、テレビ東京、讀賣テレビ放送、毎日放送、関西テレビ放送、朝日放送テレビ、テレビ大阪、J-WAVE

調査査協力会社:ビデオリサーチ、電通サイエンスジャム
技術協力会社:インテグラル・アド・サイエンス・ジャパン
コンテンツメディア価値研究会事務局:デジタルガレージ内