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JR東日本、駅で回収したペットボトルの吸音材。鉄道で再活用

JR東日本は、駅で回収したペットボトルを活用した「えき PET 吸音材」を開発した。鉄道設備に利用していく。

JR東日本環境アクセス、ビーエステクノ、三井化学との協業で開発した吸音材。駅で回収したペットボトルを含むリサイクル由来の原料比を、現行の25%から約50%に高め、製造時のCO2排出を5%低減した。

導入予定箇所は、東北新幹線 盛岡・新青森間速度向上に伴う環境対策。12月以降の導入を予定している。

回収したペットボトルの処理フローは多様であり、繊維化に適したフローは定まっていないなど、課題があったという。処理フローを見直すことで、トレーサビリティを明確化し、鉄道利用に向けたリサイクルを可能とした。吸音板のサイズは300×98×5cm、1枚につき500mlペットボトル約35本分を含有している。

今後は、吸音性能を維持したまま使用原料を削減し、生産時のCO2排出量を35%低減することを目指す。