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中野駅の新駅舎・南北自由通路は26年開業 新駅ビルにアトレ

中野駅の西側に建設される駅舎・駅ビルのイメージ。南側から

JR東日本は、中野駅の西側の新しい駅舎や南北自由通路の建設について、概要を発表した。新駅舎と南北自由通路は2026年に開業予定。商業施設の開業時期は別途案内される。

中野駅周辺は東西南北で再開発が進行している。今回発表された概要は、JR東日本が中野区や東京メトロと協力して進めている一帯の開発のうち、新駅舎や自由通路など、駅や線路直上部分について。

西側に建設される駅舎・駅ビルのイメージ。北西側から

中野通りをはさんだ駅の西側には、線路の上に、幅員19mの南北自由通路を駅と一体構造で整備する。新たな橋上駅舎が建設、改札口が新設されることで、北西と南西から駅に向かう人が、中野通りを渡らずに改札までアクセスできる形になり、現在の北口改札・コンコースの混雑緩和を見込む。

新駅舎には南北自由通路とつながる改札口が新設されるほか、15人乗りエレベーター4基、バリアフリートイレを含むトイレも新設される。

このほか駅のホームにはホームドアが設置される予定で、設置時期は決まり次第案内される。

幅員19mの南北自由通路のイメージ
今回の事業範囲は中野通りの西側(図の左側)

新駅舎には駅ビルを併設し、商業施設として「アトレ」が入る。アトレの開業時期は今後案内される。このほか駅ナカにも商業施設が入る予定。

駅前広場を整備する中野区や周辺の再開発事業者と連携し、回遊性のある、多彩な魅力を持つ中野の玄関口の形成を目指すとしている。

中野区による駅前広場整備の考え方

今回の開発エリアの敷地面積は約7,700m2。延床面積は新駅舎が約2,700m2、商業エリアが約16,900m2。高さは地上5階、塔屋1階で約28m。5階は後方施設、3~4階が店舗、2階が駅舎および店舗になる(1階部分は駅ホーム)。

工事中の新駅舎・駅ビル。南西側から(2023年6月)
工事中の新駅舎・駅ビル。北側から(2023年6月)