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楽天、楽天カードに決済事業を集約 カード・ペイを一体運営へ

楽天グループは10日、楽天ペイ(オンライン決済)事業と楽天ポイント(オンライン)事業を会社分割の方法により連結子会社の楽天ペイメントに承継させることを決定した。また、11月1日を効力発生日とし、楽天グループが保有する楽天ペイメントの全株式(発行済株式総数の95.28%)を、同連結子会社である楽天カードに移管する。

これにより、楽天ペイなどの決済事業を楽天カードに集約。国内最大の顧客基盤を有する楽天カードと、楽天ペイメントを一体で事業推進することで、グループ内シナジーの向上図る。また、楽天エコシステムの幅広い観点からの戦略立案が可能になるとしている。

今後、決済ビジネスの推進主体となる楽天カードにおいて、第三者との戦略的パートナーシップの組成や独自の資本調達についても検討していく。

今回の再編により、11月以降の楽天ペイメントの株主構成は楽天カード95.28%、楽天銀行4.72%となる(現在は楽天グループ95%、楽天銀行5%)。