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LINE WORKSとfreeeが連携。チャットで勤怠管理を実現

freeeとワークスモバイルジャパンは20日に協業を発表し、「freee勤怠管理Plus」と「LINE WORKS」を連携する「チャットで勤怠(freee勤怠管理)」の提供を開始する。

ビジネス現場のコミュニケーションツール「LINE WORKS」を展開するワークスモバイルジャパンと、会計や勤怠などのビジネスSaaSのfreeeが協業。LINE WORKSと「freee勤怠管理Plus」、「freee人事労務」などのプロダクト連携を行なうほか、両社共通の代理店での勉強会や販促キャンペーン、代理店経由でのfreeeプロダクトとLINE WORKSの導入提案などで協力していく。

第1弾として、LINE WORKSとfreee勤怠管理Plusを連携するアプリ「チャットで勤怠(freee勤怠管理)」を提供開始。LINE WORKSのチャット画面から勤怠打刻と打刻漏れなどの通知・打刻不備の修正ができるようになり、従業員とのコミュニケーションコストを削減し、労務担当者の業務効率化を図る。

主な提供機能は以下の通り。

  • リッチメニュー打刻:チャット画面からワンタッチで「出勤」「退勤」の打刻
  • 打刻エラー通知:打刻漏れや二重打刻などの打刻不備を最大で30日分遡って通知
  • 申請リンク:勤怠システムで打刻不備を修正するためのログイン導線をLINE WORKS上に設置

7月~8月下旬を目途に、出勤/退勤予定時刻の10分前等に「打刻リマインド通知」の機能を提供するほか、月間の残業時間を超過すると通知する「残業通知」や「有給取得義務通知」、「申請承認通知」などの機能も提供予定。

人事・労務管理においては、労務担当者の実務の中で無数の手戻りが発生しており、その要因は「従業員とのやりとり」だ。freeeのユーザー調査では、勤怠管理で86%の従業員が打刻漏れをしており、確認のため従業員とのやりとりが多く発生しているという。

こうした課題の解決のために、チャットで勤怠を開発。両社によるテスト検証では、打刻漏れしている従業員に対してbotに扮してLINE WORKSを通じてアラートを送信。1カ月間の検証で、打刻漏れが9割減少し、労務担当者の業務の効率化に貢献できることがわかったという。今後はfreee人事労務とLINE WORKSの連携も予定している。