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パナソニック、単体約12万円の生ごみ処理機がサブスクに

パナソニックは、家庭用生ごみ処理機「MS-N53XD」の定額利用サービスを開始した。利用料は月額2,600円。

パナソニックの公式オンラインストア「Panasonic Store Plus」(パナソニック ストア プラス)では、これまでに9種類の家電製品について、月額の料金で製品をレンタル提供するサブスクリプションサービスを提供している。このサービスに、生ごみ処理機「MS-N53XD」が加わる。

生ごみ処理機「MS-N53XD」の定額利用の契約は4年満期契約。定額利用の途中に解約すると、2カ月分相当の5,200円が解約手数料として発生する。契約満期後の5年目からは所有権がユーザーに移転する。定額利用中の自然故障や物損は保証の対象で、満期後も最大2年間は月額330円で保証サービスを提供する。

なお、ゴミの減量につながることから、自治体によっては本件のようなレンタルや製品単体の購入について補助金(助成金)を出しているところがある。

生ごみ処理機「MS-N53XD」は、投入した生ゴミを約130度の温風乾燥で除菌して脱臭する製品。乾燥させるためゴミの廃棄時に生ゴミのような水分が出ないほか、生ゴミの量を約1/7に減容でき、ゴミの排出量の削減につながる。キッチンまわりを衛生的にでき、「ソフト乾燥モード」では生ゴミを有機肥料にして家庭菜園に利用できる。

「MS-N53XD」

「MS-N53XD」の大きさは268×365×550mm(幅×奥行×高さ)、フタを開けた場合の高さは770mm。重量は12kg。本型番の製品は2020年の発売で、パナソニックのオンラインストアにおける製品単体の販売価格は11万7200円。

パナソニックの調査では、生ごみ処理機の存在を知らない人は全体の半数近くに上るという。使用したことがない人からは、効果が分からいといった意見が多いため、サブスクリプションサービスで提供を実施、買う前に一度試してほしいとしている。