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一家に1台「生ゴミ乾燥機」で自治体ゴミ減量化 パナソニック

パナソニックは、島根県隠岐の島町および隠岐の島町婦人会と共同で、生ごみ処理機を各家庭に設置し、生ごみの減量化を図る共同実証実験を島町で実施する。期間は10月~2023年6月まで。

日本では老朽化などでごみ焼却施設が減少傾向にあり、回収したごみを近隣自治体のごみ焼却施設まで長距離運搬する地方自治体が少なくなく、各自治体の大きな負担となっている。また、高齢化によりゴミ搬出が困難になるケースも多く、ゴミの減量化やリサイクルも課題になっている。

実証実験は、島町が定めるゴミ排出量の削減目標「ごみ減量化アクションプラン」に則った具体施策の1つとして実施されるもの。

一世帯あたり1台の生ごみ処理機を貸与し、処理機により生ゴミを乾燥させることで軽量化し、その効果を検証する。これにより生ごみ削減量、ごみ焼却施設におけるごみ処理費用、CO2排出量をそれぞれ把握し、削減効果を調査。対象世帯は1回あたり20世帯で、期間中3カ月毎に対象世帯を変更し、合計60世帯で調査を行なう。