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東電、「停電情報自動配信サービス」開始 電力7社の情報集約

東京電力パワーグリッド(PG)は、国内一般送配電事業者7社の停電情報について、東京電力PGと連携した企業へデータ配信をするサービス「停電情報自動配信サービス」の提供を、6月23日に開始した。配信を受けた企業を通じて、一般家庭へ停電情報が届けられる。

国内一般送配電事業者7社は、北海道電力ネットワーク、東北電力ネットワーク、東京電力PG、中部電力PG、北陸電力送配電、中国電力ネットワーク、沖縄電力。これまでこれら電力各社のサービスエリア内で発生した停電情報について、各社での情報発信に留まり、一元的に集約・把握する電力会社公式のシステムがなかった。

一方で利用者からは、電力各社のWebサイトやアプリケーション以外からも停電情報を得られることは、暮らしの安心・安全に繋がるとのニーズがあったという。

今回提供するサービスでは、電力各社の停電情報を東京電力PGが開発・運用するサーバーに集約し、そのデータを東京電力PGが連携した企業向けに自動配信するもの。連携企業はこのデータを活用して、各社が提供するWebサイトや公式LINEチャンネル、アプリケーションなどを通じて、ユーザーに停電情報を届けられる。

東京電力PGは今後、一般送配電事業者10社のデータ連携を目指して検討、開発を進める。