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Google ウォレット、会員証・チケットの取り込みを拡大

Googleは、2022年(日本では2023年3月)にリニューアルしたAndroid向けの「Google ウォレット」について、グローバルで今後提供される新機能を紹介している。

物理的なカードで提供されている会員証のバーコードなどをカメラで撮影し、安全に管理しながらデジタル化する機能が追加される。バーコードやQRコードなど、さまざまな種類に対応できる。

米国の一部サービス(Humana)や英国を対象に健康保険証をGoogle ウォレットに保存できる機能が追加される。メリーランド州ではIDまたは運転免許証を持つユーザーは、IDをGoogle ウォレットに追加可能。今後数カ月でアリゾナ、コロラド、ジョージアの各州にも拡大される。

RCSが有効になっているGoogleのメッセージアプリを使用している場合、メッセージアプリで直接受け取った交通機関のチケットをGoogle ウォレットに保存できるようになる。当初に対応するのはベトナム航空とスペイン国鉄のレンフェ。またレストラン予約などでも、予約の詳細の返信をメッセージアプリで受け取った場合、Google ウォレットに保存できる仕組みが提供される予定。

2023年の後半には、企業の社員証やオフィスへの入館証をGoogle ウォレットに搭載できる機能を追加する予定。交通機関向けでは、すでにドイツの1カ月乗り放題チケット「Deutschlandticket」がGoogle ウォレットに保存できるようになっており、こうした取り組みを拡大していく。