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キングセイコー、薄型ムーブメントの新レギュラーモデル

セイコーウオッチは、「キングセイコー」の新作として、薄型ムーブメントを搭載する「SDKA005」「SDKA007」を7月8日に発売する。機械式の腕時計で、それぞれ価格は418,000円。

1965年発売の2代目キングセイコー“KSK”のデザインを継承しながら、薄型の自動巻きムーブメント「キャリバー6L35」をレギュラーモデルとして初めて搭載するモデル。

ベースになった2代目キングセイコー“KSK”は、無駄のないダイヤルのレイアウトやシャープなケースデザイン、ボックス型の風防などが特徴で、ブランドが2022年以降に復活してからも、こうしたデザインが現代的に表現されている。時分針は太くて長い堂々とした3面カットで、視認性や高級感を高めている。ケースは大胆な多面カットが施されており、鏡面仕上げとヘアライン仕上げを組み合わせている。

ダイヤルのカラーは2種類を用意。シルバーモデルは繊細な放射模様が施され、オリジナルモデルの上品な質感を表現している。ブラックはシャープな造形のケースデザインと調和するよう開発された新色で、奥行き感のあるブラックで洗練された印象に仕上げた。

1965年のオリジナルモデルは手巻きのムーブメントだったが、今回発表の新作は、セイコーの現行機種において最も薄い自動巻きムーブメントである「キャリバー6L35」を搭載。ケース構造と風防を改良し、手巻きのオリジナルモデルより0.2mmの薄型化を実現している。

なお「キャリバー6L35」は、復活したキングセイコーがレギュラーモデルとして展開される前に発売された数量限定モデル「SDKA001」に搭載されたムーブメント。既存のラインナップの「SDKS001」などに搭載される「キャリバー6R31」よりパワーリザーブは少ないが(6R31は約70時間)、薄型で精度が高いムーブメントになっている。

復活したキングセイコーのほかのモデル同様に、フラットな多列ブレスレットを採用し、快適な装着感を実現。オプションとして販売されている10種類のキングセイコー専用レザーストラップを組み合わせることもできる。

ムーブメントは機械式で自動巻きの「キャリバー6L35」を搭載。精度は日差+15~-10秒で、パワーリザーブは約45時間。振動数は28,800振動/時、石数は26石。

ケース・ブレスレットはステンレススチール製。風防は内面無反射コーティングのボックス型サファイアガラス。防水性能は日常生活用強化防水(5気圧防水)。大きさはケース径が38.6mm、厚さが10.7mm。

SDKA005、418,000円
SDKA007、418,000円