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Android、フォルダブルや「デバイスを探す」など今年強化の新機能

Googleは、開発者会議「Google I/O 2023」で、AndroidやWear OSに今年実装される新機能について発表した。

Google初の折りたたみスマホ「Pixel Fold」では、元々大画面での操作に対応していたGmailやPhotos、Meetなど50以上のGoogleアプリがそのまま利用可能。Minecraft、Disney+などのアプリも大画面での操作に対応している。画面間のスムーズな移動やマルチカラムレイアウトの改善等も行なわれている。

Wear OSの新機能としては、年内にGmailやCalenderアプリを提供するほか、Google Homeアプリの操作にも対応。Google Nestのドアベルを鳴らした人を確認したり、遠隔でドアを開けることができるようになる。

また、数週間以内にWhatsAppが初のスマートウォッチアプリを提供。スマホが無くてもメッセージのやりとりが可能になる。

自動車向けアプリのAndroid Autoは、ほぼすべての主要メーカーに対応し、今年は2億台の車で利用可能になる。Googleが組み込まれた車のモデル数は年末までに倍増するという。

また、Samsungと共同で新しい没入型XRプラットフォームを開発中で、年内に発表予定。

「デバイスを探す」機能は、夏頃に新機能を搭載。オフラインのデバイスや位置情報機能を持たないデバイスの追跡に対応し、ヘッドフォンやタブレットなど、さまざまなデバイスを探せるようになる。また、登録されていない未知のトラッカーに対するアラート機能も実装。登録していないトラッカーが自分と一緒に移動しているのが判明した場合、アラートを通知する。こうした未知のトラッカーによる追跡については、GoogleはAppleと協力して対応する取り組みも開始している。

その他、Bluetoothのペアリングを行なう「Fast Pair」は、300以上のヘッドフォンに対応し、ペアリングのプロセスを高速化。デバイス間でデータを手軽に共有できるNearby Shareは30億台のデバイスに対応し、Windows PC用のグローバルベータ版が提供されている。