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Netflix、DVDレンタルを9月終了 25年の歴史に幕

Netflixは18日(米国時間)、25年の歴史を持つDVDレンタル事業を9月29日をもって終了すると発表した。

今では映像配信サービスの世界最大手となっているNetflixだが、1997年に創業し、1998年に郵送によるDVDレンタル事業をスタート、2007年から映像配信サービスを開始した。以降ストリーミングへ軸足を移しながらも、DVDレンタル事業は続いていたが、「ビジネスが縮小し続ける中、最高のサービス提供が難しくなってきた」とし、同事業の終了を決めた。

最初にNetflixでレンタルされたDVDは1998年5月10日の「ビートルジュース(Beetlejuice)」でレンタルされた枚数は52億枚。日本ではNetflixのDVDレンタルは展開していないが、Netflixの“赤い封筒”を待ちわびていたユーザーも多かったという。

Netflixのテッド・サランドスCEOは、「赤い封筒は、人々が自宅で番組や映画を見る方法を変え、ストリーミングに移行する道を開いた。会員は、タイトルの豊富さやシリーズ全体をまとめて見られることを支持していた。DVDはNetflixがオリジナル番組に参入するきっかけにもなった」と言及。「長い間DVD会員と映画の夜を共有できたことを光栄に思う。DVDを再生したり、赤い封筒が届くのを郵便受けで待っていたことのある皆さん、ありがとうございました」と述べている。