ニュース

Netflix、同居していない人のアカウント共有を禁止 移行を呼びかけ

Netflixは20日、アカウントを同一世帯に居住していない人と共有している日本のユーザーに対し、同一世帯内での利用を促すメールを配信開始した。

Netflixでは、アカウント所有者と同じ場所に居住する「同一世帯内」でのアカウント共有が基本となっており、「離れた場所」に居住する家族で共有することは想定していない。以前は厳しく取り締まりはしていなかったが、ビジネス改善の一環として、2021年に遠隔でのアカウント共有が禁止であることを明示し、'23年2月にはカナダなど4カ国で「メインの利用場所」の設定など新たな施策を導入。さらに、5月にはアカウント共有の禁止を100カ国に拡大していた。

今回、日本においても同一世帯内での利用とし、遠隔でのアカウント共有を止めるよう促すメールを対象者に送信。同居以外の人が使っている場合は、新たなアカウントを作成し、プロフィールを移行するよう求めている。

19日(米国時間)に発表した同社の2023年第2四半期決算では、5月のアカウント遠隔共有禁止の拡大の効果もあり、有料会員純増数は590万人増加。売上高は82億ドル、営業利益は18億ドルとなった。また、世帯間のアカウント共有の“収益化”などにより、第4四半期には成長がさらに加速するとしている。