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セブン&アイ、nanaco事業をセブン銀行傘下に再編

セブン&アイホールディングス 2023年2月期 決算説明資料より

セブン&アイホールディングスは、セブン・カードサービスにおいて行なってきたクレジットカード事業および電子マネー事業を、セブン銀行傘下に集約する。

セブン・カードサービスは、電子マネー業務としてnanacoの運営やクレジットカード業務を行なっている。再編実施前はセブン・フィナンシャルサービス傘下だった。

セブン・フィナンシャルサービスとセブン銀行は4月6日付けで、セブン・フィナンシャルサービスが保有するセブン・カードサービスの株式の全てをセブン銀行に譲渡する取引に係る契約を締結し、セブン・カードサービスはセブン銀行傘下となる。事業再編実行日は7月1日予定。

セブン&アイホールディングス 2023年2月期 決算説明資料より

クレジットカード事業、電子マネー事業をセブン銀行傘下に集約し、両社が一体となって事業運営を行なうことで、個人顧客が求める複数の決済手段、運用・調達手段を、一体化された推進体制の下にラインナップできることとなり、よりスピーディーに、金融サービスに対する利用者の期待に応えられるとしている。

今後は、銀行業務を営むセブン銀行とノンバンク業務を営むセブン・カードサービスが一体となり、両社がこれまで培ってきたノウハウ・専門性等を統合、拡充させつつ、各種金融サービスを利用者視点で再整理し、グループ共通の会員基盤である7iDを活用して新しい金融サービスを提供。セブン&アイグループの金融事業の成長、企業価値の向上を目指す。

また、セブン&アイホールディングスでは、7iDを軸とした小売・金融一体戦略を掲げ、個人顧客との関係の深化や、7iD×決済をフックとした小売・金融双方の増収、データ活用によるさらなる収益を目指す。

セブン&アイホールディングス 2023年2月期 決算説明資料より