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PayPay、PayPay証券の筆頭株主に。新NISA対応へ

PayPay証券は、PayPay、ソフトバンク、みずほ証券を引受先とする第三者割当増資を実施。PayPayが新たに筆頭株主として経営に参画し、PayPayとの連携を強化する。

PayPay証券は、日本初のスマホ証券として2016年6月にサービスを開始。ソフトバンクとみずほ証券は、それぞれ2016年と2017年からPayPay証券に出資してきたが、2020年6月19日にソフトバンクとみずほフィナンシャルグループが発表した包括的業務提携契約に基づく次世代非対面金融事業の構築の一環として、2020年10月にPayPay証券を合弁会社化し、運営を行なってきた。

持株比率は、PayPayが35%、ソフトバンクが30.6%、みずほ証券が34%、Zホールディングスが0.4%。新たにPayPayが筆頭株主として参画することで、登録者数5,500万人を擁する「PayPay」の各種サービスとの連携を強化。スマホで決済からPayPayポイントの活用、資産運用が完結できるようにする。

今後は、「PayPay資産運用」を通じた、PayPayアプリ上でのPayPay証券が取り扱う金融商品の訴求や、PayPay残高をはじめとする多様な入金手段による資産運用分野への資金流入の増加、「新しいNISA」制度等への対応を視野に入れた取り組みなどを行なう。また、PayPayのマーケティングのノウハウを生かした新規・既存ユーザーを問わない認知度向上などにも取り組む。