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Google、Pixel Watchに転倒検出機能 「誤報を最小限に」

Googleは、スマートウォッチ「Pixel Watch」の転倒検出機能を提供開始した。

転倒検出機能では、Pixel Watchに内蔵したモーションセンサーとデバイス上の機械学習を使用して、激しい落下があったかどうかを判断。約30秒間動いていないことをPixle Watchが検知すると、振動してアラームが鳴り、画面上に通知を表示し、緊急サービスに発信して助けを求めるか確認を求める。

助けが要らない場合は画面で解除できる。一方、動きや反応がない場合やアラートが解除されない場合は、再びスマートウォッチが振動してアラームを発呼。その後60秒待機してから緊急サービスに発信し、自動音声メッセージでPixel Watchが転倒を検出したことを伝える。位置情報の共有を許可している場合、緊急サービスと位置情報を共有する。

こうした自動緊急通報の仕組みでは、今冬はiPhoneやApple Watchでスキー場等で転倒検出による誤った緊急通報が報告されている。Googleでは「Pixel Watchは、機械学習アルゴリズムと厳格なテストにより、激しい転倒や激しい運動、小さなつまずきから素早く回復することの違いを把握する。誤報の可能性を最小限に抑えるため、人やシミュレーションされた転倒データなどの動作パターンを使って訓練された」としている。