ニュース
G-SHOCK 進化と遊び心を封入 復刻“カプセルタフ”の見どころ
2022年12月2日 00:00
カシオ計算機は、着脱式のベゼルで樹脂とメタルの2種類の外観を楽しめる新モデル「G-B001」を2023年1月27日に発売する。価格は33,000円～44,000円。12月1日には担当者が見どころを解説する発表会が開催された。
「G-B001」は、1994年発売の「DW-001」を復刻したモデル。DW-001は2010年にも「G-001」として復刻されているが、今回発売されるG-B001はG-SHOCKの40周年を記念する年に発売されることもあり、これまでの素材・技術の進化を取り込み、ベゼルを着脱式として、外した状態でもG-SHOCKとして成立するようにしたのが特徴。
オリジナルは「カプセルタフ」というコンセプトだったが、今回はこれに「カプセルトイ」のコンセプトも取り入れ、レトロフューチャーなデザイン要素も加えた。2023年の技術と遊び心の両方を挑戦的に盛り込んでいる。
オリジナルからの変更点
オリジナルのDW-001はサーモセンサーを搭載しており、そのセンサーのために設けられた文字板下部の穴がデザイン上の特徴にもなっていた。2010年のG-001と2023年のG-B001はどちらもサーモセンサーを搭載していない。
今回のG-B001はBluetooth連携機能を搭載し、自動的な時刻修正が可能になった。またバックライトはLEDに変更されている。文字板の左上にある液晶表示はオリジナルでは気温のデータだったが、今回は時刻の秒に合わせて動くアニメーションがメイン。ブロックを使うゲームのようなコミカルな表現でいくつかのパターンがランダムで登場する。
カーボンコアガード構造を採用しており、モジュール(ムーブメント)はカーボン強化樹脂で保護されている。その上にメタルカバード構造としてインナーメタルベゼルを装着。さらにその上から2色成型の樹脂製ベゼルを取り付けられるようになっている。樹脂ベゼルは3時位置と9時位置のツメを噛み合わせて装着するタイプで、指の爪先を引っ掛けて外すことも可能(取り外し用パーツも同梱される)。
このほか、バンドに埋め込まれていたメッシュのような金属パーツはファインレジンに置き換えられている。
バリエーション展開にも期待
G-B001は、復刻と進化の両方を盛り込んだ意欲的な製品に仕上がっている。「G-SHOCKが40周年の年に復刻するにあたって、ファンへの感謝の意味も込め、人気の高かったモデルを選んだ。当時も遊び心が存分に出ているモデル。これまでの進化を伝えるには、ベースモデルとしてベストだった」(カシオ計算機 企画部の井ノ本 脩氏)。
「ストリートカジュアルや、テック系のアクティブなスタイルにも似合う。初代のDW-001を買った人もぜひ手にとってみてほしい」(カシオ計算機 第一デザイン部の濱上朋宙氏)。
オリジナルのDW-001はさまざまなカラーバリエーションが登場した。今回は3つのカラーバリエーションが発表されているが、今後も拡大を検討中という。「カシオのこれまでの色や素材、仕上げの進化を取り込めば、いろんな遊びができる。バリエーション展開も検討していきたい」(井ノ本氏)。