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CEATEC 2022 リアル開催 「共創」テーマに最新技術・サービスが集う

JEITA(電子情報技術産業協会)は、テクノロジーと共創をテーマにした展示会「CEATEC 2022」を千葉県の幕張メッセで開催する。開催期間は10月18日~21日。

10月17日には報道関係者向けにプレビューの時間が設けられ、プレビューに参加する出展者については取材が可能だった(そのほかのブースは設営中)。展示される中から優れた技術や製品・サービスを表彰する「CEATEC AWARD 2022」も開催、「総務大臣賞」「経済産業大臣賞」に加えて、今年は「デジタル大臣賞」を加えた3つの賞が発表されている。

CEATECは2020年、2021年と2年連続でオンライン開催だったが、2022年はオンラインとリアルな展示を組み合わせたハイブリッド形式になった。オンライン会場はすでに10月1日からオープンしているほか、過去2年の取り組みを反映させる形で、講演はすべてオンライン化しており、幕張メッセの会場は展示に特化しているのも大きな変更点。トークイベントなどはホール内のステージで行なう形になっている。

ホール7
ホール6

今年の大きなテーマは「共創」。企業と地方自治体との「デジタル田園都市」をはじめ、サステナビリティやウェルビーイングといった現在企業が注力する分野にフォーカスする。大きな注目点として、中央のホール6には「パートナーズパーク」を設置しており、「MaaS」や「スマートホーム」など、普段から各社で連携を図っている分野を取り上げ、その様子を紹介。出展企業や団体とはまた違った枠組みで「共創」の紹介を行なう。日本マイクロソフトやAWSのブースも、このパートナーズパークの中に設置される。

パートナーズパークではさまざまな「共創」が紹介される

面積として大きいのは、「METAVERSE EXPO JAPAN 2022」の会場。こちらもホール6で、夏に開催された同名のイベントの展示ブース群をCEATECでも展示するというもの。一部のブースは内容が拡充されている。前回は関係者・招待者のみが来場できたが、今回は一般の来場者も体験できる。

このほか来場者の会場での滞在時間が長くなってもいいようにと、6カ所に個室タイプのワークブースを設置。ビジネスパーソンがビデオ会議などをはさみつつ会場を回れるようになっている。学生の来場者も事前登録時点で3,000人と多いことから、会場に来られない学生に向けた、注目の展示を一堂に集めた動画の番組を夕方に配信する。

ワークブースを設置、テレワーク時代のビジネスパーソンの来場に対応する

CEATEC 2022の出展者数は562社・団体。新規出展者数は266社・団体で、47%にも上る。またスタートアップ・大学研究機関の出展者数は81社・団体。海外からの出展者数は27カ国・地域から146社・団体となっている。

ホール7の「トータルソリューション」では、ソニーやシャープ、東芝、三菱、富士通、京セラ、日立、NECなど総合家電メーカーなどが出展。その多くは、新しい技術やサービス、サステナブルな取り組みにフォーカスしている印象で、少し先に実現するかもしれない未来の技術を体験できる。

ソニーの展示ブース。既存製品よりも最新技術にフォーカスしている

CEATEC AWARD 2022

CEATEC AWARD 2022。各部門のグランプリ・準グランプリもエントランスで紹介されている

CEATEC AWARD 2022の総務大臣賞は、NECの「ローカル5G小型一体型基地局 UNIVERGE RV1200」、経済産業大臣賞はシャープの「屋内光発電デバイス LC-LH」、デジタル大臣賞はアルムの「ARUMCODE1」となった。

NECのローカル5G向け基地局は、無線部と制御部を1つの筐体に収めた小型のオールインワンモデルで、従来型と比べて導入費用の削減、低消費電力の実現、運用開始までの時間の削減が可能。

UNIVERGE RV1200

シャープの屋内光発電デバイス「LC-LH」は、腕時計や電卓に用いられる一般的なソーラーパネルと比較して約2倍という、高い発電効率を実現した太陽電池。液晶ディスプレイの工場で生産できるため、高品質かつ大量生産、大幅なコストダウンが見込めるのも特徴。乾電池で駆動させていたような機器の電源として使用することができ、店内の表示書き換え型什器、屋内のBluetoothビーコンなど、さまざまな場面での活用が見込まれる。

アルムの「ARUMCODE1」は、部品加工における加工プログラムの作成を完全自動化したという世界初のAIソフトウェア。部品製造コストの実に半分を占めるという加工プログラムの作成過程が、CAD図面データを読み込むだけで自動作成され、即座に工作機械で加工を開始できるという画期的なソフトウェア。人が1時間かけていた作業を無人で1分で完了、時間コストは96%削減という劇的な生産性向上を実現し、金属加工業の多品種少量生産を強力に後押しする。

トータルソリューション部門
キーテクノロジー部門
パートナーズ部門、スタートアップ&ユニバーシティ部門