ニュース

尼崎 塚口さんさんタウン3番館跡地に商業施設「SOCOLA」

野村不動産、野村不動産コマースは、兵庫県尼崎市塚口さんさんタウン3番館跡地
にて、地域密着型商業施設シリーズ「SOCOLA(ソコラ)」の6棟目で、関西では初となる「SOCOLA 塚口クロス」を11月2日に開業する。

塚口さんさんタウンは、阪急神戸線・伊丹線 塚口駅南口駅前に位置する、1978年の尼崎市における初の第一種市街地再開発事業として開発された、3棟構成からなる複合商業施設。戦前より環境の良い住宅地として発展していたが、尼崎市北部の玄関口にふさわしい街づくりを目指して再開発が実施され、駅前広場をはじめとした公共施設の整備と、塚口さんさんタウン1番館・2番館・3番館の3棟の開発が実施された。

地域のランドマークの1つではあったが、旧耐震基準の建物であることや、商業競合環境の変化による空室の増加などから、2014年に区分所有者により塚口さんさんタウン3番館を建て替える方針が決定され、2015年に野村不動産が事業協力者として参画。尼崎市とともに駅前広場の環境整備に着手し、2018年に解体着工していた。

分譲マンション「プラウド阪急塚口駅前(421戸)」と商業施設で構成される複合施設で、規模は地上16階、地下2階。商業施設のSOCOLA 塚口クロスは、地下1階から地上2階に配置される。地下2階は駐車場。

塚口さんさんタウン3番館のキーテナントとして営業をしていたダイエーが「AEON FOOD STYLE」として再出店。そのほか、カフェ「上島珈琲店」、ベーカリー「CASCADE」、グロッサリーストア「パントリー」、食パン「乃が美」、オーガニック専門店「オーガニックプラザ」を誘致し、「地域のお客様の生活基盤となる食料品ゾーン」を展開する。

駅前広場との連携も推進。1階に隣接する駅前広場では尼崎市による「居心地がよく歩きたくなる駅前空間創出事業」が進められており、公共空間利活用による賑わいの創出や官民連携に取り組み、店舗の営業活動等を通じて街の賑わいづくりへの貢献を目指す。

2階でプラウド阪急塚口駅前と接続。プラウド居住者が天候を気にせず買い物ができる環境を整備する。

商環境については、「木漏れ日ウォーク ~塚口の散歩道」をコンセプトに整備。ナチュラルで素朴な質感のマテリアルによる「親しみやすさ」、木漏れ日や降り注ぐ光を表現した天井デザインによる「心地良さ」、造作照明による光だまりや変化のある天井・床デザインによる「リズム感」を計画のポイントとしている。

所在地は兵庫県尼崎市南塚口町2-1-3。敷地面積6,485.69m2、商業施設専有面積6,055.77m2。店舗数は27店舗予定、商業駐車場台数は76台。