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満杯になると自動で圧縮するスマートゴミ箱「SmaGO」。表参道に

表参道沿いの歩道に、IoT技術を活用したスマートゴミ箱「SmaGO」が34台設置され、10月8日から日本で初めて正式運用が開始される。設置は森永製菓、SmaGOの提供は商店街振興組合原宿表参道欅会、フォーステック。

SmaGOは、上部のソーラーパネルで発電し、3G回線を通じてゴミの蓄積状況をクラウド上でリアルタイムに把握可能。またゴミ箱が満杯になると自動的に圧縮され、約5倍から6倍の容量を捨てることができる。

ゴミの収集作業効率化のメリットがあり、回収コストや回収作業に伴うCO2削減が見込める。ゴミ箱の動力はすべて太陽光発電。ゴミ箱のふたは足で踏むと開く非接触型で、ふたに触れなくてもゴミを捨てられる。

設置場所は表参道沿いの歩道13カ所で、一般可燃用21台、資源ごみ(ペットボトル、かん、びん)用13台の、計34台。

設置場所

森永製菓は、SmaGOのオフィシャルパートナーとして、「チョコボール」のキャラクターである「キョロちゃん」を活用したラッピングデザインを行なった。

今回のデザインでは、森永製菓の「表参道宣言」として、ゴミの分別やリサイクルにより、表参道を美しくしていこうという呼びかけと、SmaGO設置に至った想いを打ち出すとともに、企業理念である「おいしく、たのしく、すこやかに」のメッセージを掲げている。今後も様々なラッピングデザインを予定。

SmaGOは、米BigBelly Solar社が開発したスマートゴミ箱を活用した、フォーステックが展開するソリューション。ニューヨークのタイムズスクエアやフランス、イギリス、アイルランド、ドイツなど世界50カ国以上の自治体で導入されているという。日本への輸入・保守・クラウドの管理は日本システムウエアが実施している。

ニューヨーク タイムズスクエアでの設置の様子