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「トレインチ自由が丘」刷新。田園都市線8500系車両を内装に活用

外観イメージ

東急は、自由が丘の商業施設「トレインチ自由が丘」を、11月にリニューアルオープンする。1階が商業店舗8店舗、2階がまちに開かれたラウンジなどで構成される。

トレインチ自由が丘は、2006年に自由が丘駅付近の大井町線車庫跡地に開業した商業施設。施設の老朽化に伴いリニューアルする。

施設のコンセプトは「自然と過ごす、街の“あいま”で」。緑豊かな屋外空間と居心地の良いラウンジで「自然と」過ごせる場所になることを目指す。

1階は「OUTDOOR CO‐LIVING」として、飲食店、食物販店、雑貨店など、新規出店の4店舗を含む8店舗が出店。テイクアウトフードの販売のほか、施設共用部でマルシェや参加型ワークショップを定期的に開催するなど、自然体でくつろげるとともに、屋外空間を楽しめる取り組みを行なう。

2階部分には、UDSが企画・設計・運営する、ラウンジ、カフェ、オフィス、レンタルスタジオを併設する「(tefu)jiyugaoka」が開業。ラウンジ、オフィスは個人向けに、ドロップインや個室ブース利用などを選択できるプランを提供する。また、学生、親子、シニア層などの幅広い世代が、仕事、勉強、読書など自由に利用できる、まちに開かれた居場所を目指す。

2階カフェラウンジイメージ

そのほか、イベントやワークショップなど多目的に利用できるレンタルスタジオを併設。コーヒー専門店「Raw Sugar Roast」の小田政志氏が手掛けるカフェも出店する。カフェでは、日中はハンドドリップコーヒー、夜はクラフトビールや自然派ワインなどを提供する。

ラウンジの内装には車庫の面影を残すため、田園都市線8500系車両の網棚や車体外装、枕木などを取り入れる。8月18日から、月額固定料金で利用できる個室ブース、固定デスクの会員募集を開始する。個室ブースは月額8万円から、固定デスクは月額6万円から。

オフィスイメージ

遊歩道のランドスケープデザインおよび環境演出は、プラントハンター・西畠清順氏が率いる、そら植物園が担当。2020年に閉館した商業施設「代々木VILLAGE by kurkku」で撤去された植栽を再利用したほか、入口付近にはエゴノキの通り抜けなどを創出する。

自由が丘駅側入口 イメージ

所在地は東京都目黒区自由が丘2-13-1および世田谷区奥沢5-42-3。アクセスは東横線・大井町線 自由が丘駅南口より徒歩2分。規模は2階建て、延床面積1,048.94m2