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ペットボトル回収機に700本収納の大容量タイプ。ラベルは自動判別

寺岡精工は、ペットボトル減容回収機「ボトルスカッシュ」シリーズの新製品として、大容量タイプ「DRV-200」を7月25日より販売する。

独自の「プレ裁断圧縮方式」で、飲料用ペットボトルを約1/3に減容する自動回収機。新モデルは大容量タイプで、約700本分の収納能力を備える。従来機「DRV-100T」の容量が280本だったため、約2.5倍の収納能力となる(500ml換算)。容量は増えたが、子どもでも入れられるように投入口の高さは約120cmに設計している。ペットボトルサイズは2Lまで対応する。

ボトルスカッシュシリーズは、2017年の発売以降、全国の小売店やコンビニエンスストアなどで約2,000台以上設置されている。大容量タイプは、回収本数の多いスーパーマーケットや公共施設の需要に応えるモデルとしている。

新たに、キャップ・ラベルが付いたままのボトルを自動判別する機能も搭載。リサイクルに適さない素材が投入口に置かれるとセンサーが自動検知し、回収機内部へ入れないようにする。

従来機同様、ペットボトル以外の缶や瓶、内容物が残っているボトルを受け付けない機能も継承。消費者へ適切な分別を促し、異物の混じらない綺麗なPET資源の回収による資源循環に貢献する。

回収庫は350本ずつの2つに分けられ、袋交換時の重量が重すぎないように作業者の負担を考慮。片側が満杯になると自動的に反対側へ切り替わる。

回収スピードもアップし、従来モデルでは12本/分だったのに対し、新モデルでは15本/分に高速化。多くの本数を投入する場合でもストレスなく使用できる。

モバイルルーターを利用したIoTサポートシステムで、日々の回収本数やポイント実績を管理。収納ボックスの満杯やエラー発生をメールや音声で通知し、安定稼働をサポートする。

本体サイズは、1,090×800×12,550mm(幅×奥行き×高さ)。