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シェアサイクルの台数情報をオープン化。ドコモとハロサイ

公共交通オープンデータ協議会は、公共交通オープンデータセンターを通じて、ドコモ・バイクシェアおよびOpenStreet(ハローサイクリング)が提供する自転車シェアリングのデータを、オープンデータとして6⽉28⽇より提供開始した。

提供されるデータはポートの位置情報や、各ポートで利用可能な自転車の台数。データの提供形式は、国際的に⽤いられているマイクロモビリティの標準フォーマットである「GBFS(General Bikeshare Feed Specification)形式」で、この形式での⾃転⾞シェアリングデータのオープン化は、⽇本初の取り組みとなる。

この取り組みにより、アプリ等の開発者が⾃転⾞シェアリングのデータを利⽤可能となり、様々なアプリケーションやサービスの提供を通じて、⾃転⾞シェアリングの利便性を向上できるとしている。

公共交通オープンデータ協議会には、首都圏の公共交通事業者やICT事業者が参画し、公共交通データのオープンな流通のためのエコシステム創生に向けた活動を行なっている。2019年5月より公共交通オープンデータセンターの運用を開始し、鉄道、バス、航空、フェリー等、様々な公共交通のデータを、ICT事業者や一般の開発者に提供してきた。提供するデータは、GoogleマップやYahoo!乗換案内、ジョルダン等で活用されている。

今回の自転車シェアリングのオープンデータ化では、東京都環境局と連携。東京都は、環境負荷低減等の観点から自転車シェアリングの普及促進を図るとともに、官民が連携したデータの利活用を推進している。