ニュース

購入直前に広告でプッシュ。「LINE POP Media」ローソンなどで展開

LINEは、「LINE Beacon」を活用したデジタル店頭POPソリューション「LINE POP Media」を15日から正式提供開始した。店内でお得な情報が受け取れる「ラストワンマイル広告」として、ローソンやドラッグストアのサンドラッグなどでの導入を予定している。

LINE POP Mediaは、店内に設置したLINE Beaconを通じ、ユーザーが小売店に来店した際に、LINEのトークリスト最上部にメーカー企業の広告を掲載できる。店舗のアナログPOPなどの施策をデジタルで代替し、「今まさに購買をしようとしている」ユーザーに対し、商品棚への誘引や購買の後押しできるメーカー企業向けの広告サービスとなる。6月時点では合計22社、約24,000店舗での導入が見込まれている。

店舗に設置されたビーコン端末からの信号情報と連動し、LINEから通知やメッセージなどを送付。店舗側での利用にあたってはLINE Beacon対応の端末が必要となる。ユーザー側でLINE Beaconを受信するには、スマートフォン端末とLINEアプリの両方での設定が必要で、同意を得ているユーザーが対象となる。

2020年から一部の小売店や企業と実証実験を進めてきたが、「買い物中により便利でお得に買い物ができる情報としてユーザーに受け入れられやすい広告フォーマットと実証された」と説明。「欧米で本格化しているリテールメディア構想を日本国内で先駆けたプロダクトとして、小売企業のメリット創出を支援し、パートナーとして共に取り組んでいく」としている。