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三井住友カードとGMOが後払い決済(BNPL)参入

三井住友カード、GMOペイメントゲートウェイ、GMOペイメントサービスの3社は、後払い決済に関する基本合意書を締結、新たな共同ブランドを立ち上げて市場に参入すると発表した。2023年春頃までに事業を開始する予定。

後払い決済は「Buy Now Pay Later」(BNPL)とも呼ばれ、クレジットカード以外で後払いの手段を提供するサービス。手軽に利用できること、商品が到着してから支払いを行なえることなどから、特に若年層での利用が拡大しているという。

3社はBNPL分野で新しい共同ブランドを立ち上げ、国内ナンバー1のBNPLサービスを目指すとしている。三井住友カードは新規参入となり、総合決済事業者としてポジションの確立を狙う。GMO-PSは「GMO 後払い」を2013年から、GMO-PGは「こんど払い byGMO」を2020年から提供しているが、これらの実績・ノウハウを活かして三井住友カードと新サービスを提供する。

具体的な名称を含むサービス内容は今後明らかにされる。

長期の分割払い、店頭利用も

3社で立ち上げる新サービスでは、従来型の後払い決済に加えて、長期の分割払いにも対応する予定。また三井住友カードとGMO-PGが提供する決済プラットフォーム「stera」を活用し、「stera terminal」を設置する加盟店を中心に、店頭での対面取引でも決済が可能になるサービスを予定する。

さらに、三井住友カードは自社の会員向けアプリ「Vpass」と連携した新サービスも提供する予定で、個別割賦事業と新サービスをデジタルで融合させたサービスの提供を検討していく。