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出前館、LOCCOの置き配荷物を配達

「出前館」とセイノーホールディングスグループ会社のLOCCOは、協力し、LOCCOが提供する置き配サービス「OCCO」で、出前館の配達員が配達を行なう取り組みを開始した。

出前館とセイノーホールディングスは、ラストワンマイルにおけるネットワークを掛け合わせることでデリバリーの日常化を加速させ、さまざまな社会課題の解決に貢献していくことを目的に'21年12月に業務提携した。今回の取り組みは2社協業の第1弾。

出前館は、ランチ・ディナー以外の時間帯や日用品などのリテール領域を強化しており、ユーザーの利便性向上とともに、配達員が一日を通して安定的に稼働できる環境づくりに取り組んでいる。今回の取り組みにより、配達員が出前館の注文の配達のスキマ時間を活用してLOCCOの置き配サービスの配達を行なうことで、時間帯による繁閑差を平準化することにつながり、配達員はより安定した収入を得られる働き方が可能になる。

また、LOCCOにおいては、「2024年問題」として、自動車運転業務に対しても時間外労働の上限規制が適用されることに起因する、配達員の人員不足や配送遅延といった物流課題が懸念される。置き配のような「日時指定のない配送」を出前館の配達員に任せることで、将来の配達員不足への課題解決とともに、安定的な物流サービスの提供を目指す。

この取り組みはまず出前館のアルバイトを対象として、兵庫県の一部エリアでテスト運用を開始した。今後は、業務委託配達員の稼働やエリア拡大も図る。