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大阪吹田に健康スマートタウン「Suita SST」。異業種共創で“まちびらき”

大阪府吹田市の「Suita サスティナブル・スマートタウン(Suita SST)」が4月29日に“まちびらき”する。

Suita SSTは、ファミリー分譲マンション、シニア分譲マンション、単身者共同住宅、ウェルネス複合施設(サービス付き高齢者向け住宅、認知症高齢者グループホーム、在宅介護施設、学習塾、認可保育所)、公園と、商業施設からなる異業種共創型のスマートタウン。「カーボンニュートラルが当たり前の社会や、誰もが幸せに生きられるウェルビーイング社会の実現を目指す」という。

パナソニックグループが進める「サスティナブル・スマートタウン」プロジェクトの関西初展開で、参加企業は、パナソニック オペレーショナルエクセレンス、大阪ガス、関西電力、学研ホールディングス、興和、綜合警備保障、中銀インテグレーション、NTT西日本、JR西日本、JR西日本不動産開発、パナソニック ホームズ、阪急オアシス、プライム ライフ テクノロジーズ、三井住友信託銀行、竹中工務店と吹田市。産学共同かつ異業種共創で先進的なまちづくりに取り組む。

エネルギー分野では、エリア一括受電と再生可能エネルギー、非化石証書等の活用により、街全体の消費電力を実質再生可能エネルギー100%で賄う日本初の「再エネ100タウン」を実現する。さらに、太陽光、蓄電池、EV、先進ガス機器などを活用し、レジリエンスの向上を図る。

セキュリティ分野では、AIや4K搭載の高性能タウンカメラでの「転倒」「滞留」「車椅子・白杖」などの画像解析を備えたシステムが街を見守り、取得したデータを分析していく。

ウェルネス分野では、子どもからお年寄りまでそれぞれの世代を支援する教育・医療福祉サービス、IoTを活用した高齢者の認知機能低下の検知に取り組む。コミュニティ分野では、多世代が交流するために街の中心部に公園を設置。街のコミュニティ醸成をタウンマネジメント組織「Suita SSTタウンマネジメント」が担う。Suita SSTのまちづくりは、吹田市らが近隣で進める北大阪健康医療都市と相互連携する。

Suita SSTの所在地は、大阪府吹田市岸部中5丁目。開発総面積は23,379.79m2

分譲マンション「パークナード・グラン吹田SST」は、8階建てで戸数は100戸。シニア分譲マンション「パークナード吹田SSTエクラ」も8階建てで戸数は126戸。単身者共同住宅「OGU HOUSE 吹田SST」は6階建てで73戸。

ウェルネス複合施設「Gakken多世代スクエア吹田SST」は7階建。学研グループ運営の交流ホールやサービス付き高齢者向け住宅63戸なども展開する。

複合商業施設「オアシスタウン吹田SST」は4階建てで1-2階部分が店舗となる。交流公園「Suita Suitable square」の敷地面積は1,408.97m2