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PCとWebカメラだけで3DのVtuberに。エイベックスがツール無償提供

エイベックス・テクノロジーズは、WebカメラとPCだけで3Dキャラクターモデルを自動で動かせる“Vtuberツール”として、PC用ソフトウェア「RiBLA Broadcast(β)」の提供を開始した。利用は無料で、「BOOTH」にて配信されている。Windows版とMac版が用意されている。あわせて、オリジナルキャラクターのアバターの無償配布も開始されている。

RiBLA Broadcast(β)は、Webカメラで捉えているユーザーの様子をAIが認識し、表情や手の動きを、画面上の3Dアバターに反映させられるソフトウェア。AIが骨格の推定や表情の認識を行なうため、専用機材なしで、自動でアバターを動かすことが可能。表情や動きは、手動での切り替えや調整も可能。

アバターはVRM形式の3Dキャラクターのデータに対応。対応するデータならドラッグ&ドロップですぐに導入できる。ソフトウェアは映像の配信機能を備えていないが、無料で配信されている定番ソフトウェアの「OBS Studio」などと組み合わせれば、YouTubeやTwitchといった動画配信プラットフォームで、アバターを使ったVtuberとしてのライブ配信が行なえる。

ソフトウェアの配信にあわせて、イラストレーターkonomi(きのこのみ)氏がデザインしたオリジナルキャラクター2体も無償で提供されている(1体は後日公開)。こちらはRiBLA Broadcast(β)のほか、VRM形式の3Dキャラクターデータに対応するほかのソフトウェアでも利用できる。さらにこの2つのキャラクターのオリジナルグッズや3Dモデルの衣装差分なども発売している。