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ライカが作った機械式腕時計「ライカ ウォッチ」発売

ライカは、新開発のムーブメントを搭載し独自のデザインを施した「ライカ ウォッチ」として、「ライカL1」と、GMTモデルの「ライカL2」を2月19日に発売する。販売はライカ銀座店で行なう。機械式の腕時計で、価格はライカL1が129万8,000円、ライカL2が181万5,000円。

2018年に発表されていた、ライカの製品ラインナップに加わる機械式の腕時計。ライカの哲学やポリシーがすべて当てはまる上質な腕時計とし、外観デザインのコンセプトは、過去にライカの製品デザインに携わった、ライカの様式美を熟知した人物が担当、歴代製品の特徴を連想させるデザインに仕上げた。針とアプライドインデックスはシャープで立体的ながらも優美なデザインとし、ステンレススチール製ケースのフォルムにもこだわった。リューズには特殊なローレットが刻まれ、ドーム型の風防はカメラのフロントレンズを彷彿とさせる形状が特徴。

ライカL2
カメラのレンズのような形の風防を備える

内部には新開発の手巻きの機械式ムーブメントを搭載する。3時位置には、カメラのシャッターボタンにヒントを得たという、特許取得のプッシュ式リューズボタンを装備している。引っ張るのではなく、押すことでスモールセコンドの針を帰零させる(ゼロ位置にリセットする)機構を搭載しており、1回押すと秒針がリセットされ、モードインジケーターが白から赤に切り替わって、時分針や日付を操作・変更できるようになる。リューズを再度押すことでムーブメントが再び動き出す仕組み。日付は2時位置のプッシュボタンで操作する。

ダイヤル上の時分針の軸の隣にはモードインジケーターを装備。8時~9時位置には、カメラのシャッター機構のようなクロージングブレード方式のパワーリザーブインジケータを備えている。

またGMTモデルの「ライカL2」にはダイヤル外周に12時間計の目盛りが備わり、スモールセコンドの右上に昼夜を表示するインジケーターを装備。ケースの4時位置にはGMT用リューズが用意される。

ダイヤルの素材はマットブラックの高強度アルミニウム。アプライドインデックスと各針にはロジウムメッキとダイヤモンドメッキが施される。

ライカとしてドイツ製であることにもこだわっており、ムーブメントの開発・製造にあたっては、ドイツのレーマン・プレシジョンとパートナーシップを締結。これによりムーブメントをはじめ多くの部品をドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク州のシュヴァルツヴァルト地方にある同社の工場で開発・製造しており、ドイツ国内での垂直統合型の製造を実現したとしている。

ムーブメントは手巻きの機械式で、パワーリザーブは60時間以上、振動数は28,800振動/時、石数は26石。

風防は両面無反射コーティングで、傷防止コーティングも施される。裏蓋はサファイアガラスのシースルーバック仕様。ケースはステンレススチール製(316L)で、ベベルエッジ加工。防水性能は50m防水(ISO 2281準拠)。ストラップはライカL1がカーフレザー、ライカL2がアリゲーターレザー。ケース径は41mm、厚さは14.5mm。

ライカL1、129万8,000円
ライカL2、181万5,000円