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オメガ スピードマスター クロノスコープ発表、心拍数など3つの計測機能

オメガ スピードマスター クロノスコープ

スウォッチ グループ ジャパンは、腕時計ブランド「オメガ」の新作として、3種類の計測機能を備えたクロノグラフ「スピードマスター クロノスコープ」を10月1日に発売する。手巻きの機械式腕時計で、価格はステンレススチール製ケースのレザーストラップモデルが979,000円、ステンレスブレスレットモデルが102万3,000円。独自のブロンズゴールド製ケースのモデル(11月発売予定)は166万1,000円。

スピードマスター クロノスコープは、1940年代から続くというオメガのクロノグラフの歴史からインスピレーションを得て開発されたモデル。タキメーター、テレメーター、パルスメーターの3種類の目盛りを搭載するのが特徴。ダイヤルはビンテージモデルをイメージさせる雰囲気で仕上げられた。

ベゼルには、一般的なクロノグラフ同様にタキメーターが搭載され、走行距離をもとに走行速度の計測が可能。ダイヤルに印字されるテレメーターでは、光速と音速の速度差を利用し、現在地と対象物との間の距離を計測可能。例えば雷(稲妻)など、目に見えて音も聞こえる物からの距離を計測できる。歴史的には、戦場で砲火からの距離を測るためなどにも使われた。パルスメーターは心拍数を計測する機能で、30回の脈拍を測ることで、他人を含め1分間の心拍数が分かるようになっている。

ダイヤルのデザインは、1940年代のオメガのクロノグラフに採用されていた「スネイル」デザインが施されるほか、リーフ型の針、アラビア数字、スパイラル・トラックパターンなどを取り入れている。サブダイヤルは2つで、9時位置はスモールセコンド、3時位置は12時間と60分の積算計となっている。

ムーブメントは手巻きで新型の「コーアクシャル マスター クロノメーター キャリバー9908」。ブリッジにはアラベスク模様のジュネーブ装飾仕上げが施されており、模様の中心がムーブメント端のてん輪の位置になっているのも特徴。これはオメガとして初めての試みとしている。

またDLCコーティングが施されたツインバレルによりパワーリザーブは60時間に向上。コラムホイール機構で複数の機能が正確に作動する。振動数は28,800振動/時、石数は44石。コーアクシャル脱進機を搭載する。COSC認定クロノメーター、スイス連邦計量・認定局(METAS)によるマスター クロノメーターをそれぞれ取得。耐磁性能は15,000ガウス。

風防は両面無反射コーティングのボックス型サファイアクリスタル。裏蓋はシースルーバックで、内側に無反射コーティングが施されたサファイアクリスタル。ベゼルは陽極酸化アルミニウム製で、ブロンズゴールドモデルはブラウンセラミック製。本体サイズはケース径が43mm、厚さが12.8mm。防水性能は50m。

バリエーションはステンレススチール製モデルが6種類、ブロンズゴールド製モデルが1種類。

SS、シルバーダイヤル、ブレスレット、102万3,000円
SS、ブルーダイヤル、ブレスレット、102万3,000円
SS、シルバーダイヤル、ブラックサブダイヤル、ブレスレット、102万3,000円
SS、シルバーダイヤル、レザーストラップ、979,000円
SS、ブルーダイヤル、レザーストラップ、979,000円
SS、シルバーダイヤル、ブラックサブダイヤル、レザーストラップ、979,000円
ブロンズゴールド、ブロンズダイヤル、レザーストラップ、166万1,000円