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ソニー、プロ向けドローン「Airpeak」発売。クラウドサービスも

ソニーマーケティングは17日、プロフェッショナル向けドローン「Airpeak S1」の受注を開始した。価格はオープンプライスで、市場推定価格は110万円。あわせて、機体管理や飛行禁止空域設定などが可能なクラウドサービス「Airpeak Plus」、機体の破損や故障時に備えたアフターサービス「Airpeak Protect Plan」も10月下旬以降に提供開始する。

Airpeak S1は、独自開発のモーターやプロペラ、制御システム、センシング技術を搭載した業務用ドローンで、フルサイズミラーレス一眼カメラ「α」搭載可能な機種で世界最小クラスを実現。映像制作などでの活用を想定している。

送信機やセンシングによる障害物検知や自動飛行に加え、機体や飛行情報のクラウド管理による安全な飛行を実現し、高画質な空撮映像制作をサポートする。最高速度は90km/h(ペイロード無し、障害物ブレーキ無効時)、最大角速度180°/s、最大傾斜角度55°と高い運動性能を実現。独自開発のキーデバイスを組み合わせた推進デバイスと飛行制御で最大20m/sの耐風性能を有し、強風下でも安定した飛行が可能とする。

Airpeak S1(ARS-S1)とあわせて、ジンバル「GBL-T3」(286,000円)や、バッテリーパック「LBP-HS1」(33,000円)、送信機「RCR-VH1」(143,000円)、プロペラ「PPL1785」(24,200円)なども発売する。

Airpeak Plusは、業務の効率化や安全飛行をサポートするクラウドサービス。1年間の契約で価格は34,650円。同サービスに加入することで、自動飛行用のミッション(高度な飛行プラン)や飛行ログなどのデータをクラウド上で保存・管理できる。また Webアプリ「Airpeak Base」では、ジオフェンス空域(ユーザーが任意に指定できる飛行空域)の設定機能や、ミッションや飛行ログのインポート・エクスポート機能など、すべての機能を利用できる。

Airpeak Protect Planは、機体の破損や故障に備えるアフターサービス。トラブルなどで機体が破損、故障した場合に、 既定の料金で、スピーディーに新品または同等の再生品と交換し、登録完了後1年以内に最大2回まで適用できる。契約期間は1年間で、価格は165,000円。