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マネーフォワード、企業のSaaS利用を一元管理するサービス

マネーフォワードは、新会社のマネーフォワードi(アイ)を通じて、企業のSaaS導入からID発行、削除など一元管理を可能にする「マネーフォワード IT管理クラウド」のベータ版を提供する。現在、Webサイトでオープンベータへの参加申し込みを受け付けている。

ベータ版では、導入しているSaaSの一元管理、各SaaSのID発行状況の可視化、従業員ごとのSaaSのID発行・利用状況の一覧、退職者や外部パートナーのIDの自動検出を提供。今後、従業員や各部門の判断で導入され、経営部門やシステム管理部門による管理や把握が及んでいないSaaSである「シャドーIT」の検出や、同サービス上からのSaaSのID発行・削除や、コスト管理やコスト削減提案などの提供も行なう予定。

IDaaS(ID as a Service)を提供するOktaの調査によると、テクノロジー企業1社あたりの平均SaaS利用数は'20年には155種まで増加。また、富士キメラ総研の調査によれば、'20年度の国内SaaS市場は、前年度比で123.7%となる1兆332億円となり、'24年度には1兆6,054億円に達すると予測されている。

同社はこのようなSaaS市場の拡大に伴って増加するID管理の課題を解決するため、新会社を設立した。新会社・新サービスでも、アグリゲーション基盤などマネーフォワードの共通コアテクノロジーを利用し、開発を進める。