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モデルナワクチン異物混入で約16万本を使用中止 厚労省

厚生労働省は、新型コロナウイルスワクチン「COVID-19 ワクチンモデルナ筋注」の一部ロットについて、異物混入により使用を見合わせると発表。ワクチン接種施設への情報提供を開始した。

特定のロットによって、未使用状態での異物混入が複数の接種施設から報告されていたもの。販売を行なっている武田薬品工業との協議により、当面の安全措置として異物混入リスクが否定できないとするロットを公開した。対象のワクチンは約163,000本(薬163万回接種分)。

  • 対象ロット
    Lot 3004667(約5万7千本)
    Lot 3004734(約5万2千本)
    Lot 3004956(約5万4千本)

現時点では対象ロットでさらなる同様の異物混入の報告はないという。異物混入の原因に関しては、現在武田薬品がモデルナに緊急調査を依頼中。同社では、対象以外のロットに関しても、異物混入などの異常が無いか目視で確認の上、使用することを呼びかけている。