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Microsoft、Copilotに統合する常時稼働エージェント「Scout」

Microsoft Scoutを発表するサティア・ナデラCEO(Build基調講演から)

Microsoftは2日、開発者会議「Build」において、新たな常時稼働エージェント「Microsoft Scout」を発表した。Microsoft 365アプリ全体に統合され、業務フローに密着したエージェントとして動作する。

Microsoft Scoutは、クラウド、デスクトップ、Webを横断して動作し、Teams、Outlook、OneDrive、SharePoint、チャット、メール、カレンダー、連絡先など、日々の業務に直接関連するデータに接続。ユーザーはTeams上でやり取りし、デスクトップアプリを通じてブラウザ、ローカルリソース、MCPサーバーなどと連携できる。

Scoutは、同社がCopilotに組み込む「オートパイロット」と呼ばれるカテゴリーのエージェントの第1弾。独自のアイデンティティを持ち、自律的に動作し、ユーザーに代わって行動する常時稼働型のエージェントとなる。

「質問への回答」だけでなく、その後のフォローアップまでをエージェントが担う。システムがユーザーの優先事項を把握し、ユーザーの管理下で、優先事項に基づいて行動する。バックグラウンドで常時稼働し、アプリやシステム全体での業務の流れを把握。毎回指示を待つことなく行動する。また、独自のIDで動作するため、ユーザーや組織が設定した権限やポリシーの範囲内でタスクを実行する。

技術的には、オープンソースのエージェント基盤である「OpenClaw」を活用しており、Microsoftがコミュニティ内で開発に貢献しながら、エンタープライズ向けの機能拡張を行なった。

Microsoftのサティア・ナデラCEOは、「(Scoutを含む)Autopilotは企業向けのClaw」と言及し、パーソナルエージェントとして使われる「OpenClaw」の利便性を、企業のセキュリティやコンプライアンス基準の下でも安全に利用できると強調した。

サティア・ナデラCEO(Build基調講演から)

Scoutにより、調整作業を軽減。タイムゾーンを越えて会議の時間をスケジュール・調整したり、重要な会議をフラグ付け、準備に必要な資料を生成しながら、常に最新情報を提供できる。また、今後の成果物を特定し、予定通りに進められるよう、カレンダー上で自動的に時間を確保する。また、意思決定の停滞といったリスクを検知し、障害となる前に解決できるようサポートする。

Scoutは、Work IQを活用したコンテキストを蓄積。ユーザーの働き方や関心事、次に必要なアクションを学習していく。

Microsoft Scoutの初期バージョンは、プライベートプレビューとして一部の顧客とFrontierプログラムで提供。顧客は、Scoutを自社のワークフローにどのように組み込めるかを確認できる。

Introducing Microsoft Scout

また、今後、数カ月の間に、Copilot内にAutopilotによる完全なデジタルチームを構築していく。