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Instagram、殺到する誹謗中傷コメントを見なくて済む保護システム

Facebookは、Instagramにおいて、急激に注目を集めたユーザーを、望まないやり取りから守るという「抑制」機能を提供する。同様に、誹謗中傷を目的としたDM(ダイレクトメッセージ)リクエストを非表示に分類できる機能も今月末までに導入する。

「抑制」機能は、急激に注目を集めたユーザーを、望まないコメントや誹謗中傷コメントから守る機能。自身をフォローしていないアカウントや、最近フォローしたばかりのアカウントから届くコメントを、一時的に非表示にしたり、DMを「リクエスト」に自動で分類できる。抑制機能をオンにしておく期間を変更することも可能。

同社の調査では、著名人に対する否定的なコメントの大半は、そのアカウントをフォローしていないか、フォローしたばかりのユーザーからのもので、その場の雰囲気に乗じて投稿されていることが分かっているという。一方、クリエイターからは、既存のファンからのコメントや関係を維持する意味でメッセージを完全にオフにしたくないというフィードバックもあり、今回の新機能を使うことで、以前からのフォロワーのやりとりを維持しながら、誹謗中傷コメントを送るユーザーとの接触を抑制できるとしている。

抑制機能はプライバシー設定から任意にオン・オフを設定できる。コメントやDMが急増したことを検知して抑制をオンにすることを促す機能の導入も検討されている。

DMについても同様に、DMリクエストによる誹謗中傷からユーザーを守るため、「非表示ワード」機能を今月末までに提供する。この機能をオンにすると、中傷的な単語やフレーズ、絵文字を含むDMリクエストが自動的に非表示のフォルダに分類され、ユーザーが望まない限り開ける必要がなくなる。また、スパムなど質が低い可能性が高いリクエストにも適用される。