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YouTubeショート開始。スマホで投稿まで完結、動画から“サンプリング”も

YouTubeは、スマートフォンでショート動画を撮影・編集・投稿できる新機能「YouTube ショート(ベータ版)」を国内で13日より順次公開する。YouTubeショートは、2020年9月にインドで初公開し、26カ国で提供されており、13日からは日本を含む世界100カ国以上で利用可能となる。

YouTubeのスマートフォンアプリにおいて、複数の動画をつなぎ合わせるマルチセグメントカメラ、楽曲を追加する機能、速度の設定などを含む動画作成ツールなどが追加され、簡単にショート動画を作成できるようになる。

また、YouTubeショートのグローバル展開に合わせて、以下の機能を新たに追加した。

  • 動画の特定のポイントにテキストを追加する
  • ショート動画に自動でキャプションを追加する
  • ショートカメラで最大60秒の動画を撮影する
  • スマートフォンのギャラリーからクリップを追加して、ショートカメラで撮影した動画に追加する
  • フィルターを追加して動画のカラーを修正する(より多くのエフェクトを順次追加予定)

新機能には、他のショート動画だけでなく、世界中の数十億の動画を含むYouTube動画から音声をサンプリングできる機能も含まれている。例えば、自分のお気に入りのジョークに反応したり、クリエイターの最新レシピに挑戦したり、面白いコントのフォーマットを再現するなど、YouTubeで見ているコンテンツに自分なりの工夫を加えて、新しいファンや視聴者を見つけ、繋がれる。

一方で、クリエイターは、動画のサンプリングを許可するかどうかを設定でき、希望しない場合にはオプトアウトできる。

YouTube Shorts

また、ショート動画の開始にあわせ、近日中にモバイル上で簡単にショート動画を視聴できる「ショート」タブを追加する。YouTubeショートのグローバルでの再生回数は、現時点で1日あたり65億回を超えているという。

クリエイターの収益化の手法としてもYouTubeショートを展開。YouTube ショート ファンドでは、2021年から2022年にかけ、合計1億ドルをクリエイターに提供予定としている。