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京セラ、重なった商品も認識できる「スマート無人レジシステム」

京セラは、独自の画像認識型「スマート無人レジシステム」を開発。1台のカメラでも、重なり合った複数の商品を即座に認識できる。

セルフレジや無人AI決済システムの導入が進むなか、バーコードスキャンが必要なセルフレジでは利用者の手間や時間がかかること、無人AI決済システムでは、店舗内に複数のカメラが必要など、大規模な設備投資が必要なのが課題となっている。

スマート無人レジシステムでは、重なり合った商品でも認識可能で、利用者負担が軽減されるほか、店舗運営の効率化や対人接触機会も削減できる。また、1台のカメラとPC、ディスプレイから導入できるため、低コストで実現が可能。

独自開発した物体認識AI学習データ生成技術により、商品が重なり合ったり、商品を手に取っている場合でも、高精度な画像認識を行なえる。システム1台で約6,000種類の商品を認識可能。また、新商品を登録する際、従来は登録済み商品も含めて全商品を再度学習する必要があったが、本システムでは新規商品を追加学習するだけで登録が可能になり、学習時間を大幅に短縮できる。